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楠チップで作る
​バイオ炭

「バイオ炭」は、木材や農業廃棄物などのバイオマスを高温・無酸素環境で熱分解して得られる炭素素材です。当社では、樟脳やオイルを蒸留したあとの楠チップを用いて「バイオ炭」を製造しています。炭と聞くと燃料を連想しがちですが、このバイオ炭は燃やすのではなく、地中に埋めるのが大切なポイント。数百年以上は二酸化炭素にならないとされ、だれでも簡単に実行できる炭素削減活動の一つです。

​バイオ炭が地球にやさしい理由

バイオ炭とは

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バイオ炭とは、バイオマス原料を350度以上で炭化させた炭のことをいいます。

バイオ炭が炭素削減に役立つ理由は、​バイオマス原料が蓄えた炭素を炭にすることで安定化させ、長期間環境中に固定することにあります。​

炭素を貯める仕組み

1. 炭素の長期固定

バイオ炭は、植物が大気中の二酸化炭素を吸収して成長したバイオマスを原料とします。これを熱分解して炭化することで、炭素が化学的に安定した形になります。バイオ炭に含まれる炭素は土壌中で分解されにくく、数十年から数百年にわたり炭素を固定できます。

2. 分解しにくい構造

バイオ炭は細孔が発達した多孔質構造を持ち、生物分解に強い性質があります。この構造により微生物の作用を受けにくく、他の有機物に比べて炭素が大気中に戻りにくいのが特徴です。

 

3. 土壌への埋め込みで追加の炭素吸収

土壌にバイオ炭を混ぜると、土壌の保水性や肥沃度が向上し、植物の成長が促進されます。植物が成長する過程でさらに二酸化炭素を吸収し、炭素の固定サイクルが強化されます。

これらの特徴によって、バイオ炭はカーボンネガティブな技術として注目され、気候変動対策に役立つとされています。

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※当社では、製造したバイオ炭を「kususumi」というブランド名で消臭剤や家庭菜園用の園芸資材として販売をしています。

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